本の場:●本の場● 山崎曜 YAMAZAKI YO 手工製本家 メディアとして主役を降りて久しい「本」を、今までとは別の、美や造形として輝かせて、新たな「もの」として存在させたい。

第19回構造動作トレーング東京セミナー(私の多分13回目)


昨日は、股割チャレンジセミナーに参加。DVDが出て、当然それを見たり読んだりしての参加ということになったけど、自分としてはそれは「確認」な感じ。やはり現場でみんなと一緒にやってやると発見がある。そして、なんといっても先生に実際に足持ってもらってこのくらい外旋、というのをやってもらうと、へーっこんなにーー!ってまた驚く。自分判断で積み重ねてると随分違う感じになってる。
ゆっくり走りだけは、ならすと2日に1回いかないかもしれないけど、まあ、継続していて、やっとこのところ終わったあとに弾む感じというのが、感じられるようになってきていた。股割はたいして練習してないのもあって進展ないのだが、今回のセミナーでは股関節に刺激が入ってる感じというのは味わえるようになってきた。ゆっくり走りも、立位体前屈も、股割も体づかいは同じ、というかどれも前に進む運動なんだな、と思う。
「硬いからできない、ってまだ思ってるんだよ、山崎さんも」と中村先生からの指摘が入る。

この構造動作トレーニングは、人体の一番大きな、そして可動範囲の広い、股関節を動かして、運動できるようになりましょう、というもの。
骨や筋肉の「構造」からみて合理的な動きは、そう、であるはず。
に対して現代人はあまりに違う動きをしている。不自由きわまりなし。なぜそうなってしまったのかは複雑な要因がからみあってる。だから合理的なポジションを自分の力で体に復活させようというトレーニング。
人体の構造から言って「こう」なはず、なのにそう動けない。構造から見てそう動くはずなのだから、本来誰にでもできる。できない、のは、「強力な思い込み」があるからだ、と毎回のように先生に指摘される。ここの扉は開かないようになってる、っておもってると、扉の存在すら気にならなくなって、壁と同じになってる、ということなんだろう。よく観察して、感じて、不屈の根性で乗り越える、ってことだね。

さて今回はもう一つ楽しいことがあった。
先生に著書の改装をプレゼントしたことだ。
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網代とじの折丁を残したまま糸とじに改装という試みだが、結構いいのではないか。開きもこんな感じ。(使い込んでもらってどういう不備があるかをコメントしてもらおう。あと、しおり紐つけなかったんだけど有った方が便利ですよね。来月のセミナーの時にでももってきていただいて、つけようと思います。)
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丈夫なリネンのクロスにして、もとの表紙のイラスト(これぞ股割!先生の奥様、よし子先生!)をプリントゴッコで入れ、もとの本のイメージの黄色の紙のスリップケースに入れた。


2011年11月28日 本の場 |

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