本の場:●本の場● 山崎曜 YAMAZAKI YO 手工製本家 メディアとして主役を降りて久しい「本」を、今までとは別の、美や造形として輝かせて、新たな「もの」として存在させたい。

アメリカのブックアーティスト


アメリカ、ミネソタのブックアーティスト、シェイラ・アサトさんが、うちの工房に遊びに来た。(Facebookで、田中栞さんの教室に行ってるのを知って、今、日本に居るの?とメールしたのがきっかけ。)
とても楽しい一時だった。ミネソタのアートブックセンターはとても充実した場所らしい。ともかく、向こうは場所がある、って言っていた。うちの教室のぎゅーっと道具や材料が(縦に)詰め込まれた棚をみながら。印刷機やら、版画用の施設やら、とても充実していそうだ。私の作品にはおもしろがっていた。
彼女は基本、絵を描く人で、その後から本の面白さに目覚めたらしい。彼女の作品は今浦安中央図書館で展示してる(彼女はご主人は日本出身、浦安に住んでたこともある)。水彩を主体にした表現のようだ。
日本ではアメリカンスクールで、小学生から高校生までに、アートブックの指導をしたりして、先週はへとへとだったらしい。数学や物語などの授業の結果を絵本にする、というようなこと、らしい。スマホでそれらを見せてもらったけど、子供達が楽しそうに作ってるのが伝わってくる。えー、数学まで?と思ったが、どんな風に指導してるのか、授業が受けてみたくなった。うちの子の小学校でも図工の先生が、子供達に好きに本を作らせていて、みんなストーリー考えるのが楽しい様子で面白かったのを思い出した。
小3の息子に夏休みに本作る?って言ったら、「やりてー、沢山つくってみんなに自慢してー」という嬉しい返事。楽しみ。
ともかく、ミネソタのブックセンターにはさまざまなコースがあって面白そう。外国人の講師も随時受け入れていて、面白いことをやってもらってるらしく、私も来ないか、と言われて嬉しかった。(飛行機代は出ないし、講師料もすごく安いけど、と。)
アメリカにはまだ行ったことがなく一度行ってみたいと思っていたので、来年は挑戦したいな〜〜!(英語どうする〜)



2013年7月20日 本の場 | | コメント(0)