作品と展示
「シルヴィウス」 （アンリ・ボスコ 新森書房）
1989／改装
仕事（翻訳書のレイアウトとか）の欲求不満（手作業で何か作りたい！）から通いだしたコミカレのルリユール工房。ここで習ったことを自宅でもやってみたくて、彼女（現在の妻）へのプレゼントとして、既成の本をカスタマイズ（改装）してみた。
丸背の製本は道具がないとできない。
専用の道具は大きくて高価で入手しづらいので、ハンズで小さい木工用の万力と、一辺をななめに切ってもらった板２枚を入手し手を加えて、cクランプも使って、耳出しという工程をやった。
そんなわけで全くひどい仕上がりなのだが、道具立てを考えるのが面白かったのと、表紙の色も気に入っているのでここに載せた。
布用の染める絵の具で、絹の布を裏から染めた。南フランスの話なので、ヒマワリとかラベンダーのイメージがあったかな？タイトルのところはデザインカッターで細かく切り抜いた。
