作品と展示
つばくろ
2007/ケースの設計と制作
「もっと自由に!手で作る本と箱」(2008年、文化出版局)の中の作例。
もともとは武井武雄さんの手がけた手製本の本、「製本之輯」(1941年)の中に載っている、つばくろ、という名前の、秩(ちつ)とたとうの中間のような、本の包。かんたんなイラストだけなので、様々に試行してみたがどういうものなのか完全にはよくわからず。
結局半ばオリジナルな形を作る形で解決したのがこれです。羽をひろげたつばめのように見えるからこの名前だったんですが、私の作ではあまりそれっぽくならなかった。
中に入れているのは、半紙二つ折りにして作った和本で、表紙は千代紙。