2007/オブジェ作品製本の設計と制作
「もっと自由に!手で作る本と箱」(2008年、文化出版局刊)のための作例。
私の製本教室の生徒さんの中に、本作りに段ボールを使う方がいらっしゃって、私もその面白さに魅せられて、すっかり段ボールLoverになってしまった。そうこうするうちに思いついたのが、これ。
段ボールをバイアスに利用して長方形や正方形を切り取ると4辺とも綺麗に波々が出る、というのが自分としてはすごく発見だった。
切り取る時にタイルを利用すると整然とした立方体が簡単にできる。それをそのまま重しとして表紙に使うと収まりがいい。
サークルカッターで丸く切り抜くと厚みのあるものをページに貼るスペースが確保できる。サークルカッターと段ボールの相性がよく、こつを理解すると切り抜きが簡単。
大好きな、正方形と円の組み合わせ。
以上のような点が気に入っている。
この作例では、円のところには、寒冷紗を張り、木の実などを貼ることができるようにした。