NUNO WORKSでやったもう一つの種類は「ハンドステッチで製本」。市販の中とじのノートに布の表紙を付けるだけなんだけど、文庫をハードカバー化や封筒を製本にくらべてすごく悩まされた。(表紙と内側の布の寸法関係をどうするか、またそれをどのように作ってもらうようにするかという点。なんだかわからないけどね、こう書いても。)
数年前に作った「どんぐりと山ねこ」(ぶなやかた刊135部「手で作る本」にも掲載。)いらい、表紙を巻き込んだところだけで糊付けするのはマイブーム。そのときは紙で裏打ちをした布だったけど、今回は接着芯つきの布。表紙の前小口側だけ貼る、とか、内側の布の折り返しのやり方など随所に四つ目とじをはじめとする和本(ただしくはふくろとじ、線装、ですか)の作業方法を使ってみました。見に来てくれたみなさんも「和本を布装で作ったらすごく感じがよかった」とかそういう話を聞いてとても共感しました。自分ですっと作れるところもいいですし。畳にねっころがってそういう本を見るとか、あこがれるリラックス形態。
柔らかさ、は自分にとってますますテーマだな〜と思います。
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