本の表紙の溝ってなんであるんだろう。表紙が開くためには当然必要でしょ、って思っていたんだけど。
狭い方がかっこいい、という説もなんとなく耳にしていたし、ともかくいろんな寸法で作ってみよう、ということでやったのが写真。ついでに中身の背を表紙の背に貼ってしまうのか(タイトバック)貼らないのか(ホローバック)なんていうこともためした。その時の自分の判断基準は「かっこよさ」をとるのか「使いやすさ(=開きやすさ、とその時は考えていた)」をとるのか、という単純なもの。「正義か悪か」なんてちょっと危険思想だけど、まだ若かったから・・・・写真一番上は溝板を使って溝を入れたもの。次はアイロンを使って、多分溝あき8ミリか、上から3つ目はアイロンで溝あき9ミリかな。一番したは溝あき6かそんくらいかな。もう一つの写真は溝空き10ミリとったけど、ここまでしか開かないぞ〜という例(ホローバック)。某専門学校で絵本を作らせていたんだけど、見開きで絵を描いてそれを二つ折りにしてのどと小口をのり付けしていくという方法。これだと写真のような背部分の開きかたになって、本が厚くなるとどんどん溝空きを増やさなければ開かなくなっちゃう。
まだまだ続く、溝の話。
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