製本を教えはじめてもう12年。
製本自体は習い始めてから数えるともう18年。
なんか一区切り付いてきたこのごろ。
テーマは何だったか。それは多分、自分の中にある「西洋」をどう扱うかだったんだ。
で、どう区切りがついた?何が変わったか。
圧をかけるのがいやになった。印刷も箔押しも製本もなんでも全部圧をかけちゃうのが西洋流。そうすると大きな道具が必要。全部が大がかりになって私としては息苦しい。
「もういいでしょう。」
と思った私が思うのはこの本。
なんか好きなんだよね。いまだに。24年前くらいに作った学生時代の本。本をつくろう!って思ったきっかけの本。
洋式の製本のお陰でこれまでごはん食べられてきたけど、これからはもっと自在に、本当の仕事にしていきたいなあ。
コメントする