日常、いろいろなデザインされたものを使います。
だけど、肝心な所は結構自分で作る。
それは、買ったものだとうまくいかないから。
とか、すでに持っているものが大事だから、改造する。
とかいろいろ理由があるけど、なんだろう、自分の使うものに時間を掛けたいのかもしれない。自分で手を入れるとなんか「大事ななにかが注入された特別なもの」にしらないうちになってる、そんな感じが好き。合理的に使いやすいだけでなく、作ることそのものも楽しくなければ、と思う。
大学でデザイン科にいたから思うのかも知れないが、数年前は「もしかしたらボクってプロダクトデザインとかもできるんじゃないの?」って思ったこともあった。だけどそれは幻想。
みんなが使いやすいものを、私は考えられない気がする。
自分が使いやすいもの、または特定の個人に対して使いやすいものを考えることはできる、ような気がする。
自分の今いるところは、デザインから、遠い。
自分で作ろうとするとき、図面を引くデザイナーのように、制作者や作業者の技量を求めることができない。
だから自分でできる範囲で、知恵をしぼる。
そこから、かっこよさも出るように、さらに知恵をしぼる。
デザイナーの裏をかいて、行動したい。
すぐれたデザインの言いなりになるのが、やだ。
(この話題でも興奮するので・・・とりあえず自粛!
だいたい、かっかしやすいんだ、私は。)
写真は小学1年の時に買ってもらった学習机を作業台に改造したもの。ぐらぐらするので側面と背面にベニヤをはめ、それにあなをあけて針金で縛った。棚もつけてさらに揺れをおさえた。(ああ、この頃は時間があったなーー。いつだっけ、と思ったら教室を始めるより前かも、と気づいた。)
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