教室は週の後半、木・金・土にやってます。10年間やってきて、9月には3回目の教室展。
何を教えたらいいのかも「かなり不明」な状態ではじめて、よくやってこれたな〜と思う。でもそれが幸いしたというか、「やりたいことがあって、どうやったらいいのか分からない人」の要求に応える、ということに活路を見いだすことができた。(そしていつも批判的に言っている「ルリユール」という趣味の世界には実にたくさん助けられた。だってルリユールということを栃折さんが言わなかったら、手製本がこんなに認知はされてないでしょう。)
生徒さんの要求は何か。いろいろだけど、
「売ってないものを(ある程度)ちゃんとした形に、自分で作りたい」
ということだろう。
DIYの素材も道具も発達した今はちょっとした道具とアドバイスでそれが可能となる。教室の道具も増えに増えた。
本来の製本の道具よりも多いかもしれない。
今週も教室の3日間がおわって、教室の現場ではいつも発見がある。簡単な道具にこそ使いこなしの幅、可能性があるように感じる。そういうことを理解するために、たくさんの道具が必要だった。
次の本の作例を作っているとたくさん道具を思いついてくる。
そしてその道具があたらしい「つくり」を考えさせてくれる。
10年間で私は何か特殊な能力を発達させたような気がする。
それは、外見にはみえないけど、シオマネキの片腕や、シュモクザメの目のようなものかもしれない・・・・・
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