きのう日曜はNUNO WORKSさんでの定例ワークショップ5回目。参加のみなさん、ありがとうございました。新書の改装(ハードカバー化)をしました。
自分としてはちょっと飽きているせいか(そのわりに相変わらず手際が悪く時間けっこうかかりました・・・)乗りがいまいち。できあがりは
翌日みると、結構気に入ります。サンプルとして見せながら作ってる時は、こんなでいいのかな〜とずいぶん思います。というのも、ここでのワークショップのハードカバーは普通の製本とはずいぶんちがって、表紙を巻き込んだところでしか接着しないというもの。(『もっと自由に!手で作る本と箱』に掲載のやり方です。昔のお経の折り本なんかの表紙も巻き込みだけで接着だからそういう意味ではそれほど反則ではないんですが。)
作業中はいろいろ考えてしまいますし、まだまだ改善の余地ありですが、大量に作るのでなければ、表紙のボールによけいな負担をかけない、こういう作りもありだと、出来上がりをみると、やっぱり思い直しました。
より合理的でいい作りをこれからも考えたいです。
こんな感じでちっちゃな箔押しも。
それから事前にわかっていたんですが、新書は文庫本よりサイズの違いがかなりあるような感じです。(岩波新書や講談社現代新書が左右105ミリ程度で中公新書は110ミリ程度。)その対策も少し考えなくちゃかもしれないです。(2ミリや1.6ミリのボールを大きめに断って持って行って切ってもらうのは初心者にはきびしいので、1ミリのボールにするのも手かもしれない。最近はうすでの表紙の上製本、多いですからね。)
新書自体が流行っていますしね。
それ、一度ご相談したいと思っていたポイントでした。
そうか、ボール紙もあらかじめ切っておくわけですね
(でも背ボールはその人によりますね)
新書版に1ミリボールですか、いいかも知れない
で、何を使うか。製本工房リーブル扱いの
デリーファイルは、しっかりしていて、いいのですが
黒いので、寸法取ったりするのがやりにくいです。
(これは、いわゆる「表紙貼り」をした場合なのですが
仕上がりもきちんとします、でないとダメという意味ではない)
追記
文庫本も、講談社学芸文庫だったか天地がちょっと大きいのも
ありますね
スギオカさん
そうですね。すごい量の新書。出版に詳しくないのですが、文庫と新書っていう兄弟のようなスタイルの住み分け、なんとなくは感じてるんですが、どういうことなんですかね。あ、検索すればわかりますね、きっと。そもそも「新書」っていう名前にも、登場の理由があるでしょうし。(本に詳しい人には常識な理由だろうな、きっと。)
ykomさん
そうなんです。外で文庫のワークショップをする時、表紙はあらかじめ切っていきます。文庫のサイズを一応書いたりして、あまりちがうサイズのものがないようにはします。(おっしゃるとおり文庫も微妙なサイズのちがいじゃなく、大きいのがあります。ちくまの何か名前のついた文庫だかだっけか・・・)
で、背のボールを切る一点に集中してもらいます。
1ミリのボードはイラストボードのようなものがいいかな、と思います。私は教室やってるので、チップボールの1ミリ常備してるんですが、普通は入手しにくいので、イラストボードをすすめるようにしてます。