2009年12月20日|ブログ|個別ページ| コメント(0)
教室にも時々いらしていただいてる、Sさんのチョイスで、やなせたかしさんのメルヘンが時を超えてよみがえりました。103年続いている「食生活」という雑誌に、1973年(だったかな)から35年にわたって連載されたやなせたかしさんの、一風変わった短いメルヘン。その初期の作品から選んだものです。
わかりやすそうで、わからない、わからないようでいてわかっちゃう、不思議なお話。
警句、を感じるものが多い。やなせさんは、90になった今でも世の中に納得なんかしていない、とんがった過激老人、だそうです、Sさんによれば。
そんな感じわかるね。「アンパンマン」ばかり書いていたら、狂いそうだ。
これもそれも、やなせさんという人なんだろう。(私、アンパンマンって、捨身飼虎をいつも思っていた。仏教世界、かと。)
むろん、私はこちらの世界の方が好ましい。
深い、青よりのブルーグリーンのPP表紙に、マゼンタの見返し。素敵な本です。
どこで読むかな、と考える。
むろん適当なとこで広げて読んじゃうんですけどね。
ちょっと開きにくいのは無線綴じハードカバーだから仕方がないか、
なんとなく、気分をそぎます。(ああ、製本やってなかったらこんなこともあんまり気にならないんだろうけど・・・)
木の上で、読みたいかな。鬼太郎のうち。
ハンモック?
たたみの部屋だな。
読む、ってなんだろう。
この、何かが入ってくる感じ。
それは言葉が入ってくるんじゃ、ないんだよな。
何かが入って来るんだ。
コメントする