2009年12月20日|ブログ|個別ページ| コメント(0)
何年も預かって、終わってなかった仕事の一つをようやく仕上げた。(まだそういう仕事は残っている。頼んでるかた、もうちょっと待ってください、ほんとすみません。)
前にもそういうことは何度かあって、自分は本当に「居着いた」状態でだめだな〜と思う。
それに加えて、ここ数年(つまり最初の著書が出てからの4年弱)は自分にとって、バブルだったな、と思う。お金はさておき、精神的に。
著書を出してもらえたことで、ある意味、はじめて社会に出られたのは、たいへんラッキーだし、感謝以外にない。
自分は「作品」を1から作る、ということはあまりしない。
依頼されないで、何かを作るという作家的態度は弱い。
それでいいと思ってる。
だけど、2冊の「技法書」に載せた作例は、「作家的」。
作品的ものを作った気分に自分もなって、なんだか鼻高々。
な〜んか違うでしょ、依頼の仕事もこなせなくなってしまってるくせに。
小説家だったら、小説は作品で、著書ができていくことがストレートにメインなキャリア(あれ、ルー大柴?)だろうけど、私の著書は、本来メインじゃない仕事なんだけど(だって依頼されるまでそれなしで生きていて、これから同じ形では続いてはいかないだろうから)できてみたらメインになった感が自分の中であって、やばい、やばい。
でもまあ、いっつも、なんだかはっきりしない輩として、目の前にぶら下がったものを食べて生きることで生きていくしかない。
「もうちょっとちゃんとやろうよ!」と自分に言い聞かせつつ。(これ書いてから、スマップがなんかそんなことをCMの記者会見で言っていたな、と思い出した。)
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