知り合いの重松成美さんがマンガを出版された。
多才な方で、人形、版画と文章、そして製本もなさっていたことがある。このマンガは、製本を学びにフランスに留学されていたときの体験をもとにしたもののようだ。
『ルリユールおじさん』と同様、フランスでの「本」に対しての愛情の体験がよきものとして描かれている。
私は、『パパラギ』を読み、続いて『逝きし世の面影』(渡辺京二著、平凡社)を読み出したところだ。私は深く考える人ではないので、なんとな〜く読んでてだめなやつだが、いつも気になってる「そこんとこ」っていうのはある。ヨーロッパ生まれの価値観で今の世界が構築されていて、日本はどうしたかそして今どうしてるか、とか、自分はどこから生まれてきて今どうしてるの(自分の価値観はどこに基づいてるの?)とか、そんなこと。
パパラギは、20世紀前半にヨーロッパを見て、故郷サモアでその感想(批判)を演説したサモアの酋長の演説の聞いたドイツ人が、酋長の演説を記録したというもの。
逝きし世の面影は、19世紀後半に日本を見たヨーロッパ人の記述を詳細に読みとって、その時代の日本を浮かび上がらせたもの。(まだちょっとしか読んでないにの書いちゃうけど。)
すごく大雑把だけど、どちらも異文化がどう見えたかということが、ヨーロッパという中心との関係が感じ取れる、というものだと思う。
私にも、本はいいものだ、と思う面はもちろんある。
けれど、本というものに対しても、ある距離を置いて眺めていたいと、いつも思う。
なんとなく
浅き夢見じ 酔いもせず、
っていう気分。
買い損ねました
今では、版元在庫も取り次ぎ在庫もないようです
近くの大書店三箇所にもありません
(紀伊国屋書店内で検索したら、新宿本店にあると出ていたが)
小学館IKKIコミックスというシリーズ?も初めて知りました
「九段坂下クロニクル」というの買ってしまいました
子供の時からなじみある建物が主題なので
そうなんですか。
私も本をいただいた後、アマゾンなんかで検索してみると、在庫なし、だったので、初刷りが少なめで(といってもこういうコミックスってどのくらいの部数なんだろう?)けっこう売れてるのかな〜と。
どういうふうに増刷りされるのだろうか。
IKKIという雑誌を見てればわかるのかもだが、書き下ろしっていうのは、雑誌には一回掲載されてるのかな〜。言葉をよく知らなくてすみません。
IKKI コミックスというシリーズものですね
「ディエンビエンフー」やら(ベトナムがフランスから独立したときの古戦場)
なんだか面白そうなタイトルもあります
書店員の元息子(あ、違った、元書店員のムスコ)に調べてもらったら、上記の結果でした
それほど刷り部数がなく、最初に買い損ねるとなかなか大変という事です。
(こういう知識はあった)
amazonに中古で300円で出ていませんでしたか
ブックオフかな
「九段坂下クロニクル」は九段の坂下にある細長い印象的な建物
(出来たときはモダンだったろう 今でもあります)
を題材としたオムニバス漫画
ジュンク堂某店にて、ようやく入手(お騒がせいたしました)
ジュンク堂はネットから前日の各店の在庫が出ます(棚の位置までわかる)
で、
ガラスケースに飾られている本は
ポールボネ?
私が作ったという この職人は、ボネの職人だったのか
まだ最初しか読んでいないからわかりません
確かにボネの本が(箔押しがくるくるしてるやつ。たしかアンドレジャンヌっていう箔押し職人だったかな、です)ウインドーの中かなにかにあるシーンがありますね。