研修とはいっても、とりあえず居てもらう、ということしかできてないけど。
月、火とひさびさに人の居る環境で、自分の作業をした。人がいると、だらけなくていいです。
それに、決めた〆切が迫ってるし。
彼女の行っている製本の学校では、製本師の国家資格をとる勉強をしているんだそうです。フランスではパン屋さんなんかは国家資格がないと開業できないです。(日本も多分、調理師とかの資格がないとだめですよね。)製本はそういうことはないけど、まあ、依頼者に安心感は与えるかな、ということだそう。
フランスでは、どの家にも数百年前の古い本が壊れてある、というのは当たり前だから、営業すれば、製本師の仕事はそこそこ食って行けるのでは、とは研修生Yさんの言葉です。内容をスキャンしてCD化して、本の方は直して持つ、みたいな仕事を作っていけば、とその製本学校の校長先生は推奨してるみたい。(本は廃棄してデータだけにする、という感じが日本だったら自然?と一瞬思ったけど、対象となる本の古さ、値打ちが、違うんですね。日本でも古い和本をスキャンしたからといって廃棄しないですよね。)
しかし、当然のことながら、日本の事情とは随分異なります(どの家にも古い本がある、とかそういうことからして)。だから、うちのような趣味の教室のありかたっていうのも、フランスでの趣味の教室(これはいっぱいあるようです)とも、ものすごく違うし、さらに自分はかなりアートよりなんだな、と改めて思わされました。
Yさんいわく、
「ここの教室の生徒さんはただものでない人ばかり。習い事をしてるって感覚ではないですね。みなさんアーティストですね。」
内容をスキャンしてCD化して、本の方は直して持つ、みたいな仕事を作っていけば、とその製本学校の校長先生は推奨してるみたい。(本は廃棄してデータだけにする、という感じが日本だったら自然?と一瞬思ったけど、対象となる本の古さ、値打ちが、違うんですね。日本でも古い和本をスキャンしたからといって廃棄しないですよね。)
この件ですが
国立国会図書館は蔵書を、軽くばらしてマイクロフィルム化して
また再製本して利用に供するということを始めていますよ
新聞報道などもあったと思います
この事業の初期の仕事を、請け負って
月間40冊ほど製本したことがあります
製本して、定収入が確保できて 残りの時間で
自分のやりたいものや、顧客の製本ができれば
それもいいかもと思いました
(著作権クリアの問題が発生して、今ようやく大きな波として
始まっているみたいです)
ykomさま
そうなんですね。お知らせありがとうございます。
手製本の人が必要とされるわけですね。「軽くばらして、再製本」ノウハウがあるんでしょうね。フランスでは銀行などでも文書を革装にして保管しなければいけないそうで、製本の部署があるそうです。だから、製本師の一定の需要はあるとのことです。
そういえば、都立図書館の修復室の見学みたいな企画がありましたが、日本だと、どうやってそういう職に就くことができるのでしょうか。