春から少しずつ打ち合わせをして、試作をしていたものの本番を綴じ始めました。
いろいろやったが、麻糸を綴じ緒にして、細い色みのあるグレーのポリエステルの糸で、本かがりにする、という結論に。
本文の紙が硬いので、普通に作ると壊れてしまうか、開けないという結果になる。
では、どうする、ということでこうなっています。
とじの技法は古典的。背の固めかたは、ちょっと違ったものになる。
依頼してくださる方との、試作でのやりとりの結果、ここに着いた。
よくも悪くも、こういう結論は、これ1回きりだろうな、と思う。
そして、それは、いいこと、と受け取っている。
これも、ねばりづよく試作につきあってくださる、依頼者のおかげ。感謝。
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