2010年12月 6日|ブログ|個別ページ| コメント(0)
昨日は、東京美術倶楽部の「東美正札会」へ行った。案内のDMにある通り、美術骨董市の決定版。洋画、日本画から掛け軸、お茶の様々な道具、などなど、ものすごい数のバラエティに富んだものものが、広いフロアに4階分も、所狭しとならんでいた。
ヒッポで知り合った、中国人留学生が、書道の掛け軸を見たいというので、知り合いの古美術商の方にこの会を紹介してもらって、ご一緒していただいた。
それまでなんとなく知ってはいても、特にきっかけもなく、敷居も高い感じがし、行く機会がなかったのが、またとない、いい機会となった。
物たちは、それぞれに魅力を放っていた。
欲しくなる、ってどういう感じ?
物の魔力に絡めとられる?
自分が物に憑かれてしまう?
子供の時に、「ビートルズのレコードが全部欲しい」とか「ヤンコウスキーキリガが採集したいな〜」(蛾を集めてた)とか、カタログや図鑑を眺めて飽きない、あの感じだな。
最近はその気持ちはあまりない。
ご一緒していただいた、古美術商の方が、茶道の時の作法や取り合わせなどについて説明してくださる。お茶をまるで知らない私には新鮮。
何が美しくて、何が価値があるのか。その世界の特徴を知るとわかって来るのだ。で、そうなってくると楽しいのだ。
そういうありかたをしているのは、美術骨董、学問、文学、などなど、なんでもそうだろう。「違いのわかる男や女」になっちゃうのだ。
で、私は、シロウトでいたいな、と思った。
いや、シロウトでいいや、かな?
いや、シロウト以外の何者でもなくて、良かった、かな?
で、周時代のフクロウの青銅器が気になった私だった。
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