六本木のルベインで今日から始まった(25日(日)まで)「ヘルマン・ツァップ&グドルン・ツァップ カリグラフィーの世界」に行ってきました。震災の紆余曲折を乗り越えて実現したこの展示。企画運営されている方々の苦労も少し伺っていたので、本当に実現できてよかったなと思いました。少し早めにうかがった展示では、静かに文字をながめることができて、よかったです。カリグラフィーや文字デザインはよく知らない世界なのですが、自分の製本の教室の関係でいろいろと教えていただいたり、見る機会も与えられたり、といった感じ。
なので、単純にじっくりと字を眺めてきました。いつもはヒッポで音をまねしてるだけのドイツ語をこんな音かなとか想像しながら眺めたり。リルケの「若き詩人への手紙」だよ〜これは、とか。星の王子さまの、どの部分なんだろう、ってちゃんと読めないフランス語の音をまたわかんないなりに口づさんでみたり。ちなみにこれらはグドルンさんの直筆の作品。本を書いてる(なんていったらいいのかな、活字サイズの字で、活字のような組みで、でも書いてる)作品もあって、あー、すごくきれい。と思いました。
どうぞ、貴重な機会ですから、是非、会場でじっくりご覧ください。と、本当に思います。
レセプションでは、小林章さんのツァップさんとの出会いやらお仕事やらを、撮りたての写真も含めてながめながら、ドイツからスカイプでお話いただいたり(会場のサーバ?がだめでiPhoneからの音声だけでしたがとても面白かったです)、嘉瑞工房さんからはヘルマンさんの(カリグラフィー)教育用のヴィデオを特別に見せていただいたりと、濃い時間でした。
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