2012年10月22日|ブログ|個別ページ| コメント(3)
先週の土曜日、田中栞さんが企画してくれた、帳簿製本の講習に参加。
オビックの恩田さんを訪ねて、教えていただく。
去年の製本倶楽部での講習に参加された方から資料を見せてもらって、うちの教室でもやりたい人がいたので、その資料から作ってみたことはあったのだが、やはり直接教えていただくのがいいに決まっている。曖昧になるところがない。
帳簿製本の特徴は、
・厚みのある丈夫な表紙。
・背表紙も丈夫な紙管を半分にしたような厚手のボール紙が入っている。
・そして何と言っても、開くと背表紙から本文がカパッと外れるように動いて、本文が180度くらい開くこと。
などなど。
恩田さんはすいすいと仕事を進められるので、その楽しいお話に耳を傾けすぎていると、今どこやったの?ってなりかねない。。
仕込みがかなりなされてるので、慣れない我々もそれなりに速く作業を進めていった。お昼ごはんを挟んで3時くらいには出来上がった。恩田さん、本当にありがとうございました。そして、田中さん、お世話になりました!
表紙をつける前の状態。帳簿製本のミソである、「バネ」や「うかし」が取り付けられた状態。このあと、表紙ボール紙を片側ずつ本文にとりつけてから、背の布をはる。東京製本倶楽部の人々には、この作りがとても興味をかき立てられたようで、くるみ表紙製本の起源みたいなことを勉強する機運が生まれている。(ちなみに昨日はその打ち合わせだったのだが、みんな本当に(本もだけど)「製本」が好きなんだな〜って思った。マニアな集団だー。まあ、私もなんだけど。)
出来上がったもの。普通ないようなミニサイズ。
このように開きます。背が外れて開く様子がちょっと見にくいけどわかるでしょうか?
日程的にムリだったので申し込めなかったんですが、やりたかったな〜。ミニサイズなんですね。日記なんかにもよさそうですね。また教室で挑戦しようかな。
そうだったんだ。教室で見せます。
日記には確かにいいかもしれない。はやるかな。はやるかもね。教室で。応用バージョンを作ってみないとね。ネタとしてもいいかもね。普通のくるみ表紙の作りで、バネだけ入れるとかもできるかな?
作りました。作ってみて「ばね」のことがようやくちょっとわかった気がしました。