2013年10月30日|ブログ|個別ページ| コメント(0)
少し前になるが、10月14日と15日、ノルウェーのGデザイナー ボディルオルセンさんが私の教室に来た。
彼女のホームページ見たらちゃんと私のことも書いてくれてる。
日本のデザインのファン(原研哉さん、無印良品などを挙げていた)で、日本旅行でデザインをいろいろ見るついでに日本の製本も、ということで、私のところでレッスンをした。
前に来た、シンガポールのアデリンとfacebookで友達になって、
私のところを薦められたとのこと。
facebookの力と、薦められて、さっと来る、彼女の行動力に感嘆。
まる2日間で、和本(麻の葉とじ)と袋綴じの私オリジナルのバリエーションとコプティック製本をやった。バッド&プアイングリッシュをしゃべりまくるのが楽しい。ノルウェーの人は小さい時から英語やってるから、まあ、胸をかりるつもりで気楽に。我々二人しか居ないから、誰にも気兼ねなくいろいろな方法を使って、ともかく、内容を伝える。
結構楽しんでくれてる手応えはあった。
私の著書も含めて、日本の本は英語表記がちょこちょこ使われてるが、それがとても奇妙だ、と言っていた。ふーん、そうなんだー、て思った。なんでも無節操に取り込んでしまうのが日本の特徴なのかもしれない。ひらがな、かたかな、漢字、と文字も3種類あるのも興味深かったようだ。欧文も含めて、それぞれ違う形を持っているから、区別もつくし、デザインの要素にもなる、っていうことなんだろうか。(たとえば、ノルウェー語はアルファベットの表記だから、もし英語と混ぜて使ってもデザインの要素にはならないよね。多分混ぜて使うことはないんだろうな。)
rising sunはどう書くの、で「日の出」と答え、sunは日、risingは出、「の」はofだけど、英語とは順序が逆になるよ、と言うと、あー。と納得していた。(弟の店の名前なので、その日本語が知りたかったんだそうだ。)
彼女は日本はなんでこんなにきれいなのか、と聞いてきた。こんなに人が一杯いるのにゴミが落ちてない、と。なんでも抗菌にしたりしてやりすぎでいいとこばっかりじゃあないけど、といいつつも、外の人から見ると、そこが美点なんだな、と思った。
丁寧な仕事ぶりも、とても好ましく感じるようだ。(私の製本もそういったものの一つ、と思われているようで、少々うれしい。)
ノルウェー語の挨拶とか教えてもらった。ありがとう、が、タク、で憶えられたけど、他は、おはよう、なんかはドイツ語に近いなと思い、こんにちはは、難しくて憶えられなかった。
そんなことなどしゃべりつつ、本作り。
作り方の説明で、結構どう言っていいのかわからないことがある。メモできることはメモした。
来年のミネソタ行きまでにもっとしゃべれるようになりたい、といってもなんとなくしゃべるっていうのだとだめそうだから、いいたいことを決めることが必要。
英語の製本の教科書、前に、読むって宣言したけど、それがまずは必修だな。
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