個展にいらしていただいた皆様、本当にありがとうございます。連日、沢山の方にご覧いただき、説明やお話できなかった方もいらっしゃって、すみませんでした。

個展が終了するも、大学の実習があったり、グループ展があったり、お礼状、年賀状と、ばたばたから脱出できない日々。

まだ年賀状が終わらないが、何か書いておかないと今年が終わってしまう。

個展は・・・・やはり、無理にでも何かをさせてもらえる状況にならないと、自分は本当に働かないな、と改めて認識。そしてぎりぎりまで何を作るか、踏ん切りがつかず、そのため時間がなく、高額な作品だけとなってしまったことは大反省。だが、そもそも、「何を作るかわからない」のに個展を依頼される、というすごい恵まれた、あり得ないような状況を作ってくださった方々に、もう感謝感謝。（そして、二年後に再び個展をさせてもらえることになりました。本当に感謝。）

ともかく、この状況によって、作品は生み出された。

ここ10年余、作品を作るということをあまり考えてこなかったのだが、作品はできるということがわかった。会場にいらしていただいた沢山の方からも「こんなのはどうかな」といろいろなアイデアをいただいた。ありがとうございます。

そんなことから「本」とか「製本」という枠組みの中で考えるから、自分は何も作れないような気がしていた、とわかった。「本」の中で新しいものを作るんじゃなくて、今できることを使って、別に役にたったり、求められていたりするものを作ればいいんだって、とてもすっきりした。

多分、人間にはいろんなタイプがあるんだろうが、私は横へ広がって新しい興味へ素直に反応していかないと、息苦しくなる。その割にとても「ビビリ」なので、めんどくさいとか怖いとかでじっとしてしまいがち。それが息苦しさの始まりになっちゃう。だから、来年は、いろいろな場所へ出かけて、自分の移動量を増やして、循環を良くしたい。（幸いなことに、買い物など外出ではほぼ必ず走っているせいだと思うが、日常の疲れが減った気がしている。お酒もすごく疲れる原因だった感じがするのだが、それもやめて早二年。一緒にさんざん呑んでいた妻には申し訳ないのだが。あと、大豆穀物ナッツ中毒なのでそれを改善して(いや甘いもの中毒の方が深刻だ！）、もう少し肉を食べる量を増やす。）

今までどおり製本もするけど、違うものも作る。製本は作品化しにくいから作品は一人でできる別の何かを作る。そういうスタンスで、計画的に作品を作りためたい。

あと、ホームページもリニューアルしたい。「本の場」は「本ノヴァ」で新しい本、みたいなニュアンスも入れてたんだけど、それを変えたいから。なんかいいアイデアがでないかな。カルメンチョさんは　out of binding　。かっこいいな。なんかそんな感じかな。真似できないけどね。