素材が好き。多分、料理を作る人が珍しい食材を使ってみたかったり、当たり前の素材でも組み合わせや調理方法の工夫でいままでなかったような味を作ったりしたいのと同様な気持ちじゃないかな。
で、いろいろなものに惹きつけられるのだけれど、モアレや構造色というものが好き。びりびりとする刺激がある。
紅葉の季節に、山に行って歩いていると、手前の紅葉の葉の隙間から奥の紅葉、そのまた奥の紅葉というように見えているのが、自分が移動すると、ちらちらとする。大きなレベルでの構造色な感じがする。(構造色はモルフォ蝶とかの昆虫にみられる色)これは、移動にともなう立体的な刺激なので、絵画はもちろん、映像でも再現できないと思う。妙に光を感じる。色に動きとツヤがある。紅葉は奥行きある深みのある色となり、沁みる感じ。
下は、石川金網さんからサンプルでもらった、すごく細かい金網2枚を重ねて現れたモアレ。
自分で周りを回ると、モアレの見え方も変わる。そしてそれは、木の杢にとてもにている。杢ってこういう仕組みで見えるのか、と想像した。これで表紙を作るのが楽しみ!
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