ヒッポファミリークラブには子供に学ぶ文化がある。
「子供の背中を見て、親が育つ」なんていう気分が充満してる。いいことだなーって思う。仲間たちと1人で、知らない国の家族のもとへと旅立つ子供たちを、全力で応援する大人たちがいる。
友人のアメリカ人Sheilaがステイしてるとき、書きものをしていて、encourageは日本語でなんという?と聞いてきた。応援とかはげましとか力づけるとかそんな言葉を答えた。
そういえば、僕は友人のコンサルのクライアントになった時、こんな気持ちだったんだ。それと自分が助けてほしいという気持ちが両方あって、縁を感じたのだった。
その1年後の今、僕も彼も1年前とはすごく違うところに来ている感がある。
子供たちを応援するつもりで、助けられているのは自分。そんな感じがある。
あたりまえなのかもしれないけど、応援すると自分が元気になってくる。
そして、子供ってなんだろう。このところ、うちの子供の野球チームの保育園から小学校低学年の子達の面倒をみることがある。かわいくて、とんちんかんで、大人の私から見ると何を考えてるのかわからない。ただ、面白いのでよく見てしまう。観察。愛国小国民や、ヒットラーユーゲント、紅衛兵など子供は大人たちが操作して作り変えるこことが容易だったんだよな〜と思う。
あまりにも構築されてしまった現在の世の中、そこで必要なのは子供のように世界と向き合う感覚じゃないかな。発見が自然の目に見えるもの感じられるものから直接じゃなくなってしまった今。子供のように世界と向き合うことを観察して、それを自分でも試すことが活路を開くことなんじゃないかな。現在の大人はやっぱり「子供の背を見て」育つ必要がある。
一方で自分は子供の時ほど嫌だったことはない。
学校ではいじめてくる友達に会わなければならないし、先生にはいろいろやらされる、親にはわがままだと言われるし、祖母にはピアノを習わされて本当に嫌だった。弟を本当にひどくいじめていたし。そんな自分が嫌い。正体はそんな奴。
今は楽。私は、個体数の少ない昆虫の種をモデルとして生きているような気がする。ミツバチではなく、クマバチ。世界には、個体数が多い種も少ない種も両方いる。
始めにもどって、ヒッポファミリークラブ。夏に、斑尾で多言語ネイチャーキャンプがある。その準備係というかキャンパミーゴスっていう、まあ、率先して遊びを考える係かな、になってる。そこでも本作りをちょっとやってみようかな、と思っている。
今まで、ノートを作ったり、ハードカバーを作ったり、形を作るワークショップは重ねてきたけど、もっとアートっぽいというか、中身から何か作ったりというような、楽しみはできないものか、とも思う。子供たちは何に食いつくのかな。
やったことがないので、ちょっと引き気味になってしまう私。苦手な気持ちがある。だけどやったことのないことだと仕方ない。まあ、まずはいろいろと思ったことを言って、やってみよう。(先週から、オンラインの簡単動画作り講座も受講中。新しいことってやっぱり少し引き気味になる。けどまあ決めたんだし、やれば楽しいんだし、やるしかないんだ。)
パクチー(=コリアンダー=シャンツァイ=コエンドロ)の花。ちょっと前に撮ったけど、すでに実ができてる。
私も世の中ではきっとマイナーな種族に位置する人間です。山崎さんの記述を拝見して気持ちが楽になりました。そして私の子供達二人は自閉症、またまたマイナーな種族です(^-^)vでも私を親にしてくれたのはこの二人。子供は親の背中を見て育つというけれども、私は違う。子供達に育ててもらいました。金子みすずの詩のように「みんなちがってみんないい。」という日が来るでしょうか?その日を夢見て今日もコツコツと自分に出来ることを頑張ります
kawasakiさま
書き込み、ありがとうございます。
今日、さっき、思っていたことは、「違いの中に同じを見つける」ということでした。ヒッポファミリークラブで、子供達も大人たちも、ホームステイに行く時に、言い聞かせられたり、帰ってきた子供達が言ったりする、言葉です。
私はこれまで、ずっと、いかに自分が人と違っているかにこだわってきました。オリジナリティがあることが、美術の世界ではとても大事なこととなっているからです。いわば自分を売っていく、生命線です。
だけど、最近は、みんななんて違ってるんだろう!って発見することが多くて、放っといたって、違うね、隠さないで本来の自分だったら、みんななんて違ってるんだろう!って思うようになったんです。そしてそんな違ってる人たちが、人とうまくやっていくには、違っている中に、同じを発見しようとすることが、本当に必要なんじゃないの、と思います。
文中のSheilaの養子縁組をした息子さんも自閉症です。彼女は彼を養子にすることで、恐ろしくハードな道を自ら選択してるんですが、すごく彼からそして彼のいる環境から学んでいて、本当にすごいです。多分、kawasakiさんもそんな方なんだろうと想像します。