そのあと、美容師のお姉さんの家に行って、お昼をご馳走になった。ここでは、アクメというトウモロコシの粉をお湯で練ったものと、モロヘイヤ入りの汁物。おーちゃんの家でも何度か食べさせてもらって、美味しかったのだが、ここのは酸っぱいタイプのでなかなか苦手だった。汁の方も味は普通だけど、肉がすごく硬く、(多分)豚の皮(かな?)が竹刀にかぶせる皮みたいに大きくて分厚く硬いゴムのようで、噛み砕けないので飲み込むのに苦しむ。ようやく一皿にもられたアクメを食べきって、多分次すすめられる〜という読み通り、ど〜んと次の盛りが来た。それ以上すすめられなかったのはよかった。ここでは手で食べた。水を張ったフィンガーボールを出してくれていた。が、指で食べるのが慣れてないのと、アクメのべとべとと汁のモロヘイヤのぬるぬるで、なんとも言えないフィーリング。そして汁もアクメもそこそこ熱いので、指がお風呂に長く入った時みたいにふやけて、笑えた。
数日後、マティアスは、先に一人トーゴを離れる私にさよならを言いに来てくれた。その時、日曜礼拝の時、すごく踊って歌っていたのを、シスターがすごく喜んでくれた、と、おーちゃんに通訳してもらって、ちゃんと伝えてくれた。これがすごく嬉しかった。踊ってる時は単純に楽しかったのだが、楽しんでるのってすごく相手に伝わるんだな〜と思って嬉しかった。
たった一泊のステイの本当に限られた時間にしてくれたことが、彼が大事に思ってる人と事と場所とに、ぎっしり連れて行ってくれた、と今になって思う。彼はその後も、交流メンバーをとても手伝って本当に人気だったみたい。時間もあったのかもしれない。職業訓練学校では豚の飼育とか畜産のことを学んでいたけど、今の仕事はいろいろで、はっきりしてないみたいだ、とおーちゃんが言っていたから。
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というふうに書いていた、2週間くらい前。あらためて読みながらアップしているのだけれど、楽しんでるのは人に伝わるというのを、つくづく、そう感じる。もちろん、嫌がってるのも伝わる。思った通りに、あるいは、なんか誤解!だったとしても、出してる気配は伝わっちゃう。隠せない。隠しても、隠してるっていう気配がでてしまう。
だから、いっつも、オープンな気分がいい。
べっつに〜、見られたって、かまわない。どうせ〜、どうやったって自分だし〜。
だからやっぱり、その時に感じた通りにふるまうのがいいんだ。
そうしたら面倒な頭の使い方をすることもない。
昨日の山中先生がでていたNHKの脳の番組でも思ったけど、
面倒な頭の使い方って、そうとうなダメージを脳=体に与えると思う。
そして、社会全体が、そんな感じだから、自分の届く範囲ではそれを軽減する工夫をしながら生きてこう。
っていうか、まず、自分は自分に素直に行こう!!
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