少し前のことですが、東京アートブックフェアに初参加しました。
「山崎曜の手で作る本の教室」という名前で、道具と著書と教室展カタログを売りました。

私は、自分で企画して、ぱっと動く、ということが本当にできなくて、いつもジワーッとなんとなーく始まってきます。
今回も、今うちに、ステイしてる中国人のEmilyが来る前にメールで、TABF出さないの？と聞いてくるので、じゃあやってみるか？となり、申し込んだら通りました。
販売物は一月前の教室展とほぼ同じなので、その点はばたばたしなくてすみました。
結果は？
ともかく楽しかったです！！
友人のブックアーティストの松永さんや製本家の都筑さんが、バークレー?のコデックス展でとても楽しそう、っていうのを、ブログとかで見ていたのですが、こんな感じかな〜とちょっと感じられた（あちらは、Artist book だから、とても違う！！だろうけど。）
自分のブースがあると、興味のあるブースに行っても「自分はこんなのやってるよ〜」と自己紹介できて、すぐに関係が相互になるのがとても楽しかった。（見るだけで行って、とても疲れてしまったのが、過去の経験でしたが、参加者となるとほんとに全然違うんだな、と改めて思いました。海外も行ってみたいな。）

そして、展示者も観覧者も想像以上に海外の人が多かった。（ショップカードとか無かったので、名刺を開くタイプに作り直して、裏面を英語併記に。やっといてよかった。）
ここ数年海外に教えに行くことが時々あり、徐々に英語に問題を感じるようになった。で、対策としてブログを書いたら英語訳を自分でやって、それを毎週オンラインレッスンで見てもらったりしています。
いつも英語に触れて声は出してるので、たとえ酷い英語でも、とりあえずすらすらでてきて楽しかった。Emilyが居るのと、ヒッポのおかげで中国語も随分親しめる言語になってきていて、ちょっと話かけるのには使ってみたり。（一方、韓国語をもっと知ってるはずなのに、全然でてこなくて残念だけど面白かった。形の決まった自己紹介とひたすら真似だけは声に出しているけど、現場で使うのがないからなんだなーと。）

最大のよい点は、手伝ってくれるチームがここ数年で形成されてるということですね。
作るのを手伝ってくれるのはもちろん、いろいろ意見を出してくれる。
最初こんな↓

だったのが、2日目、３日目と変更を加えて、高層化。デモンストレーションもできるようになったし、遠くからも近くからも見えやすい。

連日すごい人出で、近くが全然見れないこともある感じ。これ↓は１階の様子（私のところはB2階だった）。
アートブックフェアということで、当然「本」を売る人が多いなか、道具を売る、というのは異質だったから少しは目立ったかな、と思いましたが「アートな本」に興味ある人のなかで、どれだけの人が手製本に興味あるかって言ったら、そうとう限られるなぁというのも実感。
ものすごく混んでるのに、うちはすごく暇っていう時間帯もありました。
一方、過去に道具買ってくれた、製本教えてる方が「それはどこで買えるの？」と海外の人に聞かれたりすると言ってました。コアなファンはちゃんといらっしゃる、という実感が本当に嬉しいです。

そんなことで、こんどこそ、まもなくウェブのショップも始めます。