2020年7月16日|手で作る本|個別ページ| コメント(0)
説明部分です。
とじ方の記述を、暗記して、声に出しながら図を見て練習してみた、と言っていた生徒さんがいらっしゃってびっくりしたのを思い出します。いろいろな取り組み方があります。(近頃、自分の書いたものも動画で読んだりしていて「手で作る本」も単に、音読してみようかな、などとも思ってます。
『手で作る本』で心がけたのは、材料などの分量や品目などの正確な記述。なぜなら一つでも変えると、別の表現にしたくなるし、うまくもいかないからです。(それでも抜けていた糸の長さなどを手書きで書き入れました。)
書いている当時(2004年〜5年頃)は、わかりやすく、作例に魅力のある手製本の教科書を作ったつもりでした。
ですが、結局のところ、これは「製本の教科書」の形を借りた、私の美意識の表現、というようなものなのだと15年ほど経った、今になって思います。
そして、動画での説明も、製本のやり方を説明する、という形を借りた「自分の表現」を目指してるような気がしています。
「作品」が表現ではなく「説明」が表現というような、ちょっとねじれた表現方法をとるアーティストなのです。でもそれでは「アーティスト」ではない気もするので、さらにねじって、人工人としようかな。(アーティストという英語を、日本語に意訳してみました。アートは人工。ストって、ピアニストとかみたいに「〜する人」、って意味で人。イエイ!)
雑書しすぎですね。
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