2020年7月14日|手で作る本|個別ページ| コメント(0)
絶版となった自著『手で作る本』に、修正を入れつつ、ページ画像をアップしていきます。
2006年に、出版された当初、それ以前の10年あまり、手製本の本があまり出ていない時期だったこともあり、とても売れました。
しかしこの本を見て、それだけで実際に作るのは、難しい、という評価も多く「見て楽しんでいる」という方が多かったと思います。
私としては、極力わかりやすい説明をしたつもりでしたが。
次の本『もっと自由に!手で作る本と箱』を書き、すべての人にわかりやすい説明など、ありえないのだな、とわかりました。そもそも、作業を「文」と「図」で説明するのが大変な手間です。それを読み解いて作業をするのも大変な変換作業です。両者にものすごい能力が必要なんです、作業する能力とは別の。
しかし時代は変わり、今は、動画があります。動画のいいところは「誌面の制約」がないから、やりたいように、好きなように説明できること。しかも見る、見ない、は視聴者の自由だから、作り手は自由です。
しかも、本自体が絶版になった今、スキャンして、修正を加えて、もっとこのように書いた方がよかったか、ということを示せます。一度修正して、また直したくなったら、いくらでも直していきます。こうなってくると従来の「本」とはちょっと違いますし、電子書籍、っていうのとも違います。そして、こういったスタイルこそ自分にとてもあってる、と感じてます。最善の方法はいつも現場にしかないと思うので。だけれども、形が常に変化してしまうので、これがいくらです、という風にして売る、というのが難しい。だからまずは、出す。投げ銭的なものを得られるまで、やるだけやってみよう、と。
まずは、オンライン個人レッスンでリクエストのあった、コプティック製本から、やっていきます。
ある程度できたら、オンライン講座も企画したりしようと思っています。
とりあえず、サンプルで一部公開してみますね。
https://youtu.be/XV__FiSPzFo
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