今週の大学での製本授業では、すっかり凹んだ。まあ、自分があたりまえのことができてない、というのが多くて、整理できないので、とりあえず書き出しておこう。
今年は、世代ギャップを感じる年になっている。
自分の製本歴が30年をはるかに越えて、初心者の感覚がわからなくなってる。
学生たちが、子供の時から手作業をする、という体験がとても減っているというのは事実なんだろうな、と感じる。
エクセル使っていろいろ数値でコントロールしようとしつつ、それが中途半端なので、プログラムがわかりにくいものになってしまい、うまくいかなさが際立つ。
そんなところから、道具も材料もとても多く、煩雑と感じる。何をいまさら、なのだが。
その日に使う道具を完全に連絡し、忘れ物がないように、机には、それらだけを出すようにすることの徹底が必要だ。これまでが適当すぎた。
ほとんど「組み立てるだけ」というような「キット」を作る必要も感じた、自分のためにも受講者のためにも。
人数が多いから書画カメラを使うのはよいとして、教室の形が特殊なので、書画カメラのスクリーンが見えない席がけっこうある。そして学生がやる気がなさそう、と自分が感じてしまってること、に、めげてしまった。
こっちの勝手な意欲のからまわりで、初心者に難しい製本をさせようとしたこともよくなかった。
(糸綴じの、丸背の、ハードカバー↓)
作業机の上が混乱している。なぜなら、その机が他の作業もする場所であって、今使わないものを収納する場所がない。
などなど、自分、学校、学生、改善点だらけ。すぐには自分ではできないこともあるが、がんばっていこう。
コメントする