某アーティストの本の製本をしている。展示で障子の紙に描きまくったものを、なるべく生かして、そのまま本の形にする、っていう、面白いもの。
30年余り手製本をしてるけれど、勉強不足でいつも不安なまま。よくこんなに諸々知らないことだらけでやっちゃってるなぁ、と思う。
努力ができない。前回もそんなことを書いたけど、自分が面白がれることに、ゆる〜っと入っていくのでないとなかなか波に乗れない。
決まり事を勉強してからやる、というのがほぼできない。
その点、もともと本でないものを本の形に仕立てる、というのはとても、私にとって楽しい。しばりがないので。
私にとっても、頼んでくれてるギャラリーの人たちにとっても初めての試みなので、こんな形にしたい、というふわっとしたイメージに、私の経験からのこうやったら本になりそう、っていう構造をまぜて、やりかたを決めた。
でも実際にやったことはないから、小さめのダミーを、障子紙で作ってみた。
小さめと言っても、縦が50センチ弱。試作だからと、逆目に紙を使ったこともあり、途中ふわふわふにゃふにゃしてだいじょぶかなという雰囲気だったが、枕(綴じの付近につける、厚みをつけるパーツ)をつけて、貫通穴に麻紐を通して綴じたら、いい感じ。
本番の完成を、自分がわくわくして待つ。
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