2015/製本の設計と制作
2015年夏の、ミネアポリスのMCBAのワークショップ用の作例。段ボールのやつとこれをやった。
かな書道用の半紙をまず縦に二つ折りしてからもう一度二つ折り。そうすると二つポケットができ、ハガキサイズのものが入れられる。(細かく言うと、最初の二つ折りは、5ミリくらいずらして折って、ポケットが開きやすくしている。)
表紙は千代紙、綴じは康煕綴じ。和本はザ・日本っていう感じで人気で、やってほしいということだったのでこれをやった。和本の肝心なところは本文の紙がとても柔らかい、ということ。そうじゃないコピーの紙などの洋紙を和本にしても開きにくくなって面白くない。
もともとは『和装本のつくりかた』(2009年、二玄社)にグラシン紙を使った例を載せたもの。