2015/表紙の意匠と制作
198×300×8㎜(開いた状態)
家の笹の生えている中から出ていた、イネ科の、名前を知らない草の穂を押葉にしたものを使った。
イネ科の花序は好きなものが多い。イヌムギ、カモジグサ、コバンソウ、ヒメコバンソウ、カゼクサ、などなど。繊細な花序は、描いて表現するのが難しいが、こういう風に押葉にすればそのまま使える。できた押葉が、不規則な形の田んぼの道に見えたので、パンヤの綿を雲にして、上空から見ていることにしてみた。
グーグルマップが一般的になってから、いつもこんな航空写真を見てる気がする。水牛が居るような、地形のままの田んぼって、バリ島?って思って、ネーミングした。
バリ、まだ行ったことがないけど、ガムランいいな〜って思う。
昔、スネークマンショーのアルバムにガムランが入っていた記憶があって、それが、ものすごく懐かしい音で、多分、僕ってそっち系の人?って思ったりした。(アイリッシュトラッドも懐かしく感じるから、なんだかわかんないけどね。)まあ、血じゃなくて、どっちも、魂のふるさと感はある。(2016.07.02)