こじんまりとやっている、自分の製本教室。
長く来ていただいている生徒さんの多くが、本の修理とか、何かをまとめて合本とかアルバムみたいにするとか、しまう箱を作るとか、人に頼まれたことをやってます。
なんかいいことです。好きな作業をして人に喜ばれる。嬉しいことです。その場を提供し、お役に立てているかなと感じて、私もとても嬉しいです。
ふらふらと生きている私は、何をやるってはっきり宣言できてなくて、だから頼まれごとをこなしてますが、それはそれでやっぱり結構楽しい。
そして、製本って部分だな〜とふと思う。
そもそも、テキストとか本の印刷物などがなければ、また依頼がなければ、製本、という事態は起きないのだから、当たり前ですよね。
でも、時々、主役みたいになってることがある(主役だって部分ではあるが)。というか
私のウェブサイトに載せている作品のところなんて、正にそんな感じ。肩書きも製本アーティストにしてて、主役宣言をしている。「作品」を作っていない昨今、特にそれを感じてしまう。
(スタジオのセット。よーく見ると、机の上にアイロン、霧吹き、列帖装の本、などがあるのが見えます。)
そもそもこの話もあのウェブサイトの派手な写真の力にあずかるところもけっこうあったっぽい。まあ、出たがり、を宣言しているようなものですからね。
収録でも、作品についても語らせてもらえた。「これは本じゃ無いですよね」とつっこまれ「いや本です」などといろいろしゃべった自分が面白かった。
このことについては、また。
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